リハビリ病院の見学に行ってきました!
2019/11/15
補聴言語学科1年生たちが、系列病院である鵜飼リハビリテーション病院の見学に行ってきました。
真新しいケーシー(注:白衣のことです。毎年白さがまぶしいです)に着替えた後、緊張しながら数十歩歩いたら病院に到着。
毎日の通学路にありますが中に入るのは初めて。
まるでホテルのような明るい吹き抜けのロビーに驚きます。
まずはST主任の小林先生からのオリエンテーション。
そして次は、レントゲン室へ。
嚥下障害(食べ物ののみこみの障害)の方に行う、レントゲンを利用した検査がありますので、その説明を聞きます。
このあとは、実際に言語聴覚士の先生について、訓練を見せていただきます。
あ、去年の卒業生、Hさん! もう見学されちゃって!
以下に、実際に見学した学生の感想を紹介します。
…
(Aさん)
実際のSTの臨床風景をみっちり見せていただき、先輩STとも1対1の時間があって会話がしやすく楽しかったです。あんなふうに知識を駆使しながら患者さんと関わっていきたい、そのためには知識が必要だから今いっそ勉学に励んでいこうと今の自分を見直すことが出来ました。この貴重な経験を活かしこれからも日々頑張っていきます。
(Bさん)
このリハビリテーション病院見学を終えて感じたことは、想像以上に難しい職だなと改めて実感したことです。
もちろん以前から難しいのは知っていたつもりでしたが、実際に訓練を観させてもらうと将来自分に出来るのか不安になりました。
しかしSTの方は一人一人の患者さんの情報などを把握し訓練ではない時も空いた時間を利用して会話をするなど、訓練の時だけの患者さんだけではなく色んな一面での患者さんを見て訓練に繋げているのだと思いました。
患者さんがそこで出来たから凄いだけじゃなく、それをどう日常生活で使っていけるのか、など患者さんのニーズに合わせた訓練をしていけるようになりたいと思いました。
またどんな患者さんに対しても自身を持って訓練が出来るSTになりたいと思います。
(Cさん)
STの方はどの患者さんに対しても、目を合わせて口を大きく開けてお話されていました。
また、はいかいいえで答えられるクローズドクエスチョンを使って患者さんの意思を確認している場面もあり、私は会話テストの時にしっかり出来ていなかったなと思い出しました。
そして何よりSTの方は笑顔が素敵でした。
患者さんに安心していただける、信頼していただけるSTになるためには必要不可欠な要素だと感じました。
また、毎日のリハビリテーションの中で変化していく患者さんの細かな様子を逃さず観察するために、注意力も今のうちからつけたいと思います。
今回の見学を通して、さらにSTの魅力を感じたので、スペシャリストになれるよう、授業はもちもん、今から出来る事を探して力をつけたいです。
…
改めて、STのよさを感じた補聴1年生。
自分もあのようになりたい!と強く感じた1日になりましたね。
これからの勉強が、すべてそこにつながるのです。
今回の見学では、
STはどうあるべきか、患者さんにどう接するべきか、他職種とどう関わるべきか、という、国家試験に出るような細かな知識ではなく、もしかしたらそれよりももっと大切なことを学べたのではないでしょうか。