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【2015年01月 アーカイブ】

2015年01月31日

3年生卒前新人セミナーが開催されました。

一般社団法人日本義肢装具士協会 中部日本支部主催の「卒前新人セミナー」が、3年生を対象に開催されました。
これは職能団体である日本義肢装具士協会が毎年行っているセミナーであり、義肢装具士として、また社会人として今後どのよう心構えが必要なのかを再確認する内容となっています。

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最初に、日本義肢装具士協会会長の坂井一浩先生より、「本協会のあり方」についてご講義頂きました。専門職として社会に出た際に必要なスキルや義肢装具士の今後ついてお話し頂きました。

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生涯学習委員の宇野秋人先生より『義肢装具士の生涯学習の重要性』について、研修副委員長の宮川拓也先生より『関係法規~義肢装具士法~』について、会則検討委員長の鈴木昭宏先生より『協会倫理綱領』について、㈱松本義肢製作所の佐口明先生より『義肢装具の支給体系』についてご講義頂きました。

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就職を目前にして、緊張した面持ちで講義を受ける3年生。
自分が義肢装具士として社会に出るということは、どのような責任や義務を持つことになるのか。そして、医療職に就く社会人として必要な職業倫理を改めて考える機会になったことと思います。

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セミナーの後半は、本校の卒業生である磯村明さん((株)洛北義肢)、山本卓さん(東名ブレース株式会社)、伊藤文彦さん((有)稲垣義肢)をお招きし、座談会形式で受講者を交えてのディスカッションが行われました。

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始めは3年生は緊張した様子でしたが、司会の千田弦先生(研修委員)の楽しい司会で次第にリラックスでき、和やかな雰囲気で座談会が進んで行きました。

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OBの先輩方に質問する3年生。
義肢装具士になって良かったと思うこと、失敗した時の対処法など、沢山の質問が出ていました、
春からの新生活を目前に、不安に思う気持ちは先輩方も通ってきた道です。後輩たちの質問にとても親身になって答えて頂き、3年生はたいへん勇気づけられた様子でした!

3年生はいよいよ2月27日に「第28回義肢装具士国家試験」に臨みます。先輩方のエールを糧に、あと少しラストスパートをかけて下さいね!

2015年01月14日

2年生 より良い適合を目指して!「長下肢装具」

2年生は昨年末から長下肢装具の製作実習がスタートし、いよいよ今日から金属加工の工程に入りました。学生たちはこの金属の曲げ加工に苦手意識をもっている学生が多いようですが、作業のコツをしっかり掴んで頑張りましょう!

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まずは、「あぶみ」と呼ばれる靴に装具を取り付ける部分の金属加工を行います。下肢装具には様々な種類がありますが、金属製の支柱を用いる場合は地面に接するこのあぶみが装具の最も重要な土台となります。

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この学生はあぶみの高さを決める重要な工程をしています。
数ミリのずれが装具の動きを悪くしてしまうため、学生たちも真剣です。

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義肢装具学科では、すべての学生が一つずつ義肢や装具を仕上げる製作実習を行っています!

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この学生は支柱に半月を取り付けているところです。
装具の継ぎ手部分が正しく可動するには、支柱が捻れていないことが重要です。

金属の曲げ加工に苦手意識はあるものの、一年生の時から比べると製作スピードが確実に早くなっていますね!
正確に製作物を作る技術を習得することが何より大切ですが、決められた時間の中で作業が終えられることも必要です。常に装具の完成を待っている患者様のことを忘れずにいて下さい!

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