去る7月19日(土)に第3回義肢装具学科オープンキャンパスが行われました! 今回は「下腿・大腿義足ユーザーの歩行を観察してみよう!」というテーマで、実際の下腿切断、大腿切断の義足ユーザーにお越しいただき、体験授業を行いました。 オープンキャンパスの一日をご紹介します! 10:00~受付 この日の名古屋はこの夏一番の暑さとなりましたが、今回も大勢の皆さんにご参加いただきました。 10:30~学科説明 専任教員より義肢装具学科についての紹介、最新の入試情報などの説明を行いました。 11:30~学生企画 前回に引き続き、在校生の神谷君(2年生)から日ごろの学校生活の様子を身振り手振りをまじえて、楽しくプレゼンしてもらいました! 12:00~ランチタイム 在校生と一緒にランチをとりながら学校生活について、授業の様子や入学して楽しいこと、大変なことなどを学生の視点からアドバイスをしています。 ※プライバシー保護のため、一部画像を加工しています。 12:45~体験授業 今回は「義足のアライメントの概念」について講義が行われました。聞きなれない専門用語がたくさん出てきたと思いますが、皆さん熱心にメモをとっていました! 体験授業の講義スライドをご紹介します! 切断によって失った部分をただ補完(ほかん)するだけでは、立ったり、歩いたりすることはできない、ということがお解りいただけたと思います。 義肢装具士はモノづくりだけではなく、それを必要とする方にフィッティングさせる技術も必要です。 いよいよ下腿義足ユーザーの歩行観察です! 義足のアライメントの違いによる歩行の異常を観察しました。義肢装具士が現場で行っているアライメント調整も見ていただき、少しの調整で歩容がどんどん変わって行く様子に参加者は興味津々でした! ※プライバシー保護のため、一部画像を加工しています。 続いて大腿義足ユーザーの歩行観察です。 ロボットのような人工の膝関節「義足膝継手(ひざつぎて)」の動きと、それを器用に操るベテラン義足ユーザーの身体能力に参加者は感心するばかりでした! ※プライバシー保護のため、一部画像を加工しています。 続いて、本日のメインイベント!スポーツ用義足の走行デモンストレーションです! 軽やかに走る義足ユーザーの姿に、参加者からも「ワァーッ!」と歓声が上がりました。実はスポーツ用義足を装着するのはこの日で2回目でしたが、軽快にランニングできることを誰よりもご本人が喜んでいました! 目の前で患者様が喜ぶ姿を見られるというのも、義肢装具士という仕事の魅力ですね! ※プライバシー保護のため、一部画像を加工しています。 歩行観察の後は、義足ユーザーへの質問タイムです。 義足ユーザーに接する機会が無く、日ごろなかなか聞けない質問にも気さくに答えていただきました。義足ユーザーの生き生きとした姿を見て、障がいを持たれた方への義肢装具の必要性を実感していただけたのではないでしょうか。 ※プライバシー保護のため、一部画像を加工しています。 参加者(保護者)の声 実際に足を失った人が、義足をつけて歩いたり走ったりする姿を間近に見られたので、大変貴重な体験ができました。ありがとうございました。 (高校3年) 午後からの参加でも手厚く対応して下さり、ありがとうございました。義肢装具士になりたいと思いました。 (高校3年) 体験授業が難しかったけど、楽しかったです。次回も参加したいと思います。 (高校3年) 前回と同じように体験実習ができて非常に良かった。また次回も参加したい。 (高校3年) 参加して良かったと思いました。ありがとうございました。 (高校3年) 義足を使用されている方を初めて見ましたが、とても楽しそうに走っている姿に、私も作りたいと感じ、義肢装具士になりたいと強く思いました。先輩にもたくさん話を聞くことができたので、よかったです。 (高校3年) 在校生の方とたくさん話ができたのでよかった。体験授業が楽しかった。 (高校3年) 先輩方と、学校生活や休日などどのような事をしているか話ができ、とても楽しかった。 (高校3年) 前回も参加しましたが、体験授業がより面白かったです。 (社会人) 体験授業の時に担当になってくれた先輩の説明がとても分かり易かったです。 (高校2年) 初めて義足ユーザーの方を見ることができました。良い体験ができて良かったです! (高校2年) 本日は大変お世話になりまして誠にありがとうございました。 ハンディを抱えておられる人々の非常に役立つとてもやりがいのある素晴らしいお仕事と実感いたしました。とてもしっかりされた学生さんと昼食の時にお話ができ、幸せでした。 (保護者) 学校全体の良い雰囲気が感じられ大変良かったです。ありがとうございました。 (保護者) 義足を使用されている方の声が聞けてよかったです。義足ユーザーの方のとても嬉しそうな顔が印象的でした。満足のいく義肢装具を作るために、多くの知識、技術、コミュニケーション能力が必要であり、容易な事ではないことが理解できました。 (保護者) 学生の方々の熱心さや、充実した学生生活を送られているのが伺えて良かったです。 (保護者) この他にもたくさんのご感想をいただきました。ありがとうございました。ご参加いただきました皆様に、義肢装具士の業務内容や義肢装具学科の魅力についてご理解いただければ幸いです。 8月23日(土)の第4回オープンキャンパスの体験授業では、筋電義手についての講義の後、実際に筋電義手ユーザーによる操作デモンストレーションを行います。 義肢装具学科で実際に行なわれているホントの授業を体験するチャンスです!この機会にぜひ参加してみてください。教員、学生スタッフ一同、楽しみに待っています! (義肢装具学科オープンキャンパスの詳細はコチラ) (第2回オープンキャンパスの様子はコチラ) (昨年のオープンキャンパスの様子はコチラ)
学校説明会, 義肢装具学科