この実習で学生たちが製作する下腿義足は、膝下の切断に用いられる義足です。この部分の切断端(せつだんたん)は、下腿骨の突起が多いため、ギプス包帯で骨の形状を正確に採型する技術が必要となります。 まずは切断端の骨突起部を正確にマーキングします。ペンの当て方にも切断者への配慮が必要です。通常の鉛筆を持つように握ってしまうと肌の表面にペン先が当たってしまうため、ペンを寝かせながらマークしています。 次に、ギプス包帯の硬化時間を考慮しながら採型をします。 円錐状の切断端にギプス包帯を巻きつけることはとても難しいのですが、上手く巻いていますね! これはPTB式ソケットを採型するうえで最も重要な手技(しゅぎ)です。 この手技の精度によってソケット適合に影響する場合があるため、学生たちの表情も真剣です! 患者様とのコミュニケーションも義肢装具士にとって必要なスキルです。今日は学生たちも笑顔を絶やさないで上手に会話していました! 次回は、陽性モデル修正の様子をレポートします。 6月21日(土)の第2回オープンキャンパスの体験授業では、今回ご紹介した下腿義足の採型実習が体験できます!。義肢装具学科で実際に行なわれているホントの授業を体験するチャンスです!この機会にぜひ参加してみてください。教員、学生スタッフ一同、楽しみに待っています! (義肢装具学科オープンキャンパスの詳細はコチラ) (昨年のオープンキャンパスの様子はコチラ)
教務室から, 義肢装具学科