11月から聴能言語学科で「言語聴覚障害診断学」
が始まりました。
これは、臨床の現場でSTが実施することを、1ステップ
ずつに分けて演習を行う授業です。
半年以上、180時間にわたる全演習の終了時には、
現場で必要な基本的な能力が全て身についている
はずです!!
現在は、「検査」の実技演習を実施中。
マニュアル通りに1年生同士で練習するだけでは
なかなかうまくいきません。
というわけで、
病院実習を終えた2年生に模擬患者役として協力して
もらっています。
みんななかなかの熱演です。
さて、学生が一番できないのは検査のやり方と思われ
がちですが、実はそうではありません。
患者様にリラックスして検査を受けて頂くこと、検査の
方法をきちんと理解して頂くこと・・・実は検査に入る
前の段階が難しいのです。これらは検査の結果を大きく
左右しますので、STが最も気をつける点の一つです。
ST役の1年生は緊張のあまり表情がこわばってしまったり、
検査の説明が早口で長すぎたり・・・。
また、正しく検査をすることに必死になって患者様の
様子を見ていないことが多いので、患者様が検査方法を
理解できていないのに気づけず・・・・。
いざ本番になるとなぜかうまくできず涙することも
ありますが、2年生の協力もあって次第に上達してきて
います。この演習でたくさんのことを学ぶからこそ、
実際の患者様を前にして、あるいはご家族同席の場合でも
落ち着いて対応できるというものです。
それを実習で痛いほど感じた2年生達なので、国試勉強の
合間をぬって後輩達のお世話を焼いてくれているのかも
しれません。
どちらも頑張れ!と応援しています。
聴能言語学科教員P
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