2011年01月09日

学内実習が終わりました!

昨年のお話で恐縮ですが、学生の嬉しい成長ぶりを発見したのでご報告いたします。

毎年本校では、教員の受け持っている患者様を学生グループで半年間担当し、教員の指導のもと検査・評価・訓練を実施していくという学内臨床を行っています。→過去ログ(2010年1月26日)
 
今年も4月末から半年間、
学生グループが日々頭を悩ませ訓練計画を立て、
毎回の訓練に緊張しながらも、一生懸命取り組んで参りました。
 
11月末で学内臨床を終え、
学生一人一人に感想文を書いてもらいました。
 
今年も、学内臨床を通じて学生が臨床家として大切な事柄に気付いたり、学内臨床ならではの良さを感じたりしたことが文面によく表われていました。
 
以下にその一部をご紹介します。

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私は将来成人だけでなく小児の言語療法にも携わりたいと考え、小児の学内臨床に参加させて頂きました。(中略)
 
訓練前にはお子さんの反応をイメージしながらグループのメンバーと一緒に練習しましたが、
実際はお子さんの様々な反応が見られ、
その反応に合わせて適切な刺激を与えることが本当に難しかったです。
訓練場面では、お子さんの反応を見逃してしまったこともありました。
自分が訓練したビデオを見るたびに落ち込みましたが、
フィードバックにおいて先生にご指導頂いたり、
グループのメンバーがアドバイスしてくれたおかげで、
自分の今後の課題を見出すことができました。
(中略)
“言語聴覚士になる”という同じ目標に向かって頑張っているメンバーと話し合うことで、今まで自分が気付かなかったことや知らなかったことを学ぶことができたり、自分も頑張ろうと励まされました。
また、メンバーの訓練を見て自分もそうできるようになりたいと思うことも多くあり、大変勉強になりました。
(後略)

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この学生は、小児の臨床も行う病院に就職が内定しています。
学内臨床に参加した学生たちには是非、
臨床現場でもこの経験を生かして頑張ってほしいと思います。


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