先日、聴能言語学科・補聴言語学科合同の「模擬学会」を行いました。
模擬学会では、教室を会場に、本校の教員が学会発表した内容を利用して実際の学会と同じように発表をし、学会の雰囲気を再現します。学生にとって、学会というのはやはり「敷居が高い」イメージがあるようです。
今は県士会の学会など身近な学会もありますが、そこにもなかなか足を運べない学生にとっては、学内で参加できる模擬学会は初めの一歩として貴重な機会です。模擬学会では、学生は、使い慣れた教室で、身近な教員が発表するのを間近で聴いて学会の雰囲気を味わうことが出来るのです。
今年の模擬学会の演題は次のとおり。
「知的障害児の発達支援の一例 -自己形成の視点から-」(ポスター発表)
聴能言語学科教員 田島 志保 (第9回 日本言語聴覚学会 2008)
「心理面のアプローチを重視し著明に改善した第4層吃音2症例の経過」(口頭発表)
聴能言語学科教員 土屋 美智子 (第9回 日本言語聴覚学会 2008)
「老健言語聴覚士の取り組み -40歳台失語症者を通して-」(口頭発表)
補聴言語学科教員 杉浦 哲平 (第19回 全国介護老人保健施設学会 )
教員は、発表後、発表の内容について分かりやすく解説をします。実際の学会では発表者が解説をするということはありませんので、これは模擬学会ならではの利点です。また、学会発表の際の注意事項や苦労話?も学生に伝える良い機会でもあります。
発表直後には、実際の学会と同様に、質疑応答の時間を設けましたが、学生はみんな
しーん・・・と静まり返っていました。学生はどんな感想を持ったのでしょうか??
次回は学生の感想をご紹介いたしますので、楽しみにお待ち下さい。
聴能教員W