昨年の全国的な嚥下の研究会での出来事。
この研究会は全国で真剣に嚥下障害の臨床に取り組んでいる医師や言語聴覚士らが多数参加し、そのレベルの高さは有名です。
私は、尊敬する超有名な名古屋大学医学部のF医師がシンポジストをするということで興味津々でした。
F医師が嚥下障害臨床に関わり始めた時代
(要するに新人だったころ)の忘れられない思い出を語る
というテーマだったのですが(変わったテーマ・・)、
なんとうちの学院長の話だったのです!
F医師が新人だったころ、
既に棚橋学院長はベテラン医師で嚥下障害の領域では超有名人で、
一緒に仕事ができることが嬉かったと同時に緊張した・・という話や
学院長が初めて棚橋法(嚥下障害の患者様に行う手術法)
を行った患者様に術前の意思確認で
「(研究用の)ウサギでは(手術は)成功している。
あんたどうする?」とすごんだ(?)話、
さらに棚橋法は棚橋先生の手術の腕を持ってこそ最高の効果を発揮するものであり、F医師でもまだそこまでの域に達していない・・という話など、
学院長とは普段接しているのに
全く知らなかった話ばかりで仰天!の連続でした。
確かにどこの耳鼻科の医師にも
「日本聴能言語福祉学院の・・」というと
「あの棚橋先生の・・」と言われるのは経験済みなのですが、
「そういうことだったのか・・」と合点がいきました。
普段は全く偉ぶったところがなく、
むしろ気さくに話かけて下さる学院長の意外(失礼?)な一面をたっぷり知った1日でした。
こういう人を本当に「かっこいい」っていうんだと私は思うのですが、
皆さんはいかがですか?
ところでこの話は
実は今年の嚥下研究会の話の前ふりです。
今年もやってくれました。学院長が!
続きは次回のお楽しみに。
聴能教員P