3年生 大腿義足の採型実習が行われました!
2022/04/21
3年生は4月から大腿義足(四辺形ソケット)の製作実習を行っています。
大腿義足の製作実習では、前期と後期にわけて2種類の義足ソケットを製作します。
前期は坐骨(ざこつ)で体重を支持する「四辺形ソケット」の採寸・採型、製作、適合までの工程を学習します。
採型実習の前に、まずは四辺形ソケットの理論や設計について学びます。
ソケットの各部位の役割や採型時の注意点をしっかり復習して、採型に臨みます。
採型は、製作における工程のひとつではありますが、実際に義肢装具を使用する方と話をして情報収集を行う、大切なコミュニケーションの場面でもあります。
大腿義足は、切断者の方に片足で立っていただいた状態で採型を行います。
身体的、心理的な負担を考慮しながら、限られた時間の中ですべての段階を正確に行うことが大切です!
今回製作する四辺形ソケットは、坐骨という骨盤の下の部分の骨に触れながら型をとる必要があります。
この部分は軟部組織に覆われているため、位置を正確に触診するのが大変です。
義足で体重を支えるうえで重要な部位なので、手技の練習をしっかり行ってから、本番に臨みました。
義肢装具の適合には、今回ご紹介した「採型」と「陽性モデル修正」が大変重要なポイントになります。
次回は、「陽性モデル修正」の様子をレポートします!