2年生 筋電義手の仮合わせから適合までをレポートします!
2017/02/17
昨年10月から実施してきた、『筋電電動義手』の仮合わせから適合の様子をレポートします。
筋電電動前腕義手の仮合わせは、オルフィットランス(透明なプラスチックの材料)を使用し、ソケットの適合状態を確認します。
切断者の方が、痛みの有無や義手の操作に支障が無いか、様々なチェック項目を確認します。
ハンドの開閉(手を開く、閉じる)が問題なく操作可能か確認しています。電極(筋電位を感知する部分)の位置が少しズレてしまうと、思うように動かなくなります。
※プライバシー保護のため画像を一部加工しています。
仮合わせの際に、ソケットの適合やハンドの開閉をしっかりと確認、修正していなければ、完成後の義手の操作に不具合が生じてしまいます。皆さん、細部にわたってチェックをお願いします。
※プライバシー保護のため画像を一部加工しています。
仮合わせを終えて、日常生活に耐えうる強度とするために、ラミネーションを行い、FRP(繊維強化プラスチック)で義手を製作します。筋電電動義手は、ソケットを直接身体に装着するため、丁寧な仕上げ作業が必要となります。
いよいよ完成です。仮合わせ時と同様にチェック項目の確認を行います。皆さん、それぞれが製作した義手が適合して嬉しそうな表情ですね。あまり見る機会の少ない筋電電動義手だからこそ学校での製作経験は大きな財産になると思います。
これで筋電電動義手の製作は終了となりますが、2年生はこの後、上腕義手の製作が始まります。そちらもレポートしますので、お楽しみに!!