2年生 筋電義手の適合実習が行われました。
2020/12/11
2年生が10月から製作してきた筋電義手完成し、適合実習が行われましたので様子をレポートします。
断端(四肢の切断後に残存している部分)を挿入する「ソケット」の適合を確認します。ソケットの適合具合は、使用される方の装着感や使用感に大きく影響するのでとても重要です。「チェックソケット」という、適合を確認するための仮のソケットを用いて、事前に仮合わせを済ませていますが、より良い適合が得られるように細かな微調整を行います。
問題点を修正し、ソケットの適合が得られたら筋電義手を組み立てていよいよ動かしてみましょう!
組み上がった筋電義手を装着していただきます。使用される方と適切なコミュニケーションをとって、装着方法や使用方法について分かり易く説明することも義肢装具士として大切なことですね!
口元で電動ハンドがしっかり開閉できるかチェックしています。この筋電義手は問題なく操作できるようですね。
※プライバシー保護のため、画像を一部加工しています。
自分が一生懸命製作したもので喜んでいる姿を見られることが、義肢装具士の醍醐味でありやりがいでもあります。この気持ちを忘れずに、次の上腕義手の製作実習も頑張りましょう!