2年生「脳卒中片麻痺」の病態を理解する実践的な講義!
2019/06/28
2年生は4月から「下肢装具(かしそうぐ)」の実習が始まっています。この講義の特徴は、実際の脳卒中片麻痺の方にモデルになっていただき、まずは学生一人ひとりが片麻痺の病態を「評価」するところから始まります。
理学療法学科の村上先生より、まずは脳卒中片麻痺患者の評価に必要なバイタルサイン(体温、脈拍、呼吸数、血圧)の測定について学習します。
次に、関節可動域計測、脳卒中機能障害評価法、深部腱反射テストを演習し、片麻痺者の運動機能にどのような障害が生じているのかを学習します。また、裸足歩行の観察を行い、これから製作する短下肢装具に求められる機能を具体的に考察しています。
片麻痺者の病態評価を終えたら、いよいよ学生たちが実際に下肢装具を製作します。
運動機能の問題だけでなく、装具使用者が抱える生活上の問題点を具体的に抽出し、装具の機能やデザインに反映させることを学習していきます。
次は、いよいよ学生たちが脳卒中片麻痺者の下肢の採型を行います。
痙縮が出現している下肢の採型の注意点をよく理解し、実践していきます。学生にとって初めての経験ばかりでしたので、この日はみんな緊張した一日でした。
次回は、装具の仮合わせ、適合評価の様子をレポートします!