BLOG - 義肢装具学科

【先輩メッセージ】 患者さんに頼りにしてもらえる義肢装具士を目指して。

2021/01/23

義肢装具学科で学ぶ先輩から、高校生の皆さんへのメッセージ!

今回は、第3学年の朝比奈 拓未 さん(愛知県立江南高等学校 出身)にお話を聞きました。

朝比奈 拓未 さん

義肢装具学科 第3学年(愛知県立江南高等学校 出身)

 

◆義肢装具士を目指したきっかけを教えてください。

義肢装具士を目指そうと思ったのは高校2年生のときでした。テレビ番組で、身体に不自由がある方が快適に生活を送ることができるよう、心を込めて義肢や装具を製作する義肢装具士の姿を見たことがきっかけでした。

「人の役に立つことを仕事にしたい」と漠然と考えていた私には、義肢装具士はまさに自分の夢をかなえられる職業だと思い、日本聴能言語福祉学院を受験しました。

 

◆入学してみてどんな印象を受けましたか?

入学して最初に感じたことは、この学校では国家資格を取ることが最終目的ではなく、医療現場で本当に活躍できる義肢装具士になることが何よりも大切だということでした。また、義肢装具学科では先輩と後輩のつながりをとても大切にしていることを感じます。

 

◆いまはどんなことに興味を持って勉強していますか?

現在私は義足に興味を持って勉強しています。義足は、身体と直接接触するソケット、関節を代償する継手、力を地面に伝える足部、それらを接続するパイプにより構成されています。特にソケットは、体重を支持する役割を持っているため、身体に適合していないと痛みの原因になってしまいます。ですので、使用する方個々に合わせて製作する必要があります。義足の製作は、いわゆる職人的な勘やセンスだけではなく、医学的・科学的根拠に基づいており、一つひとつ理論立てて考えながら行う必要があります。簡単なことではありませんが、これがとても面白いと感じています。

 

◆今後の目標は?

患者さんに頼りにしてもらえる義肢装具士を目指して、しっかり授業に取り組んで行きたいと思います。

 

◆義肢装具士を目指す高校生へのメッセージをお願いします。

この学校に入学するまでに学んだ物理・化学に関する知識は、義肢装具の理論や、それらを製作する際に使用する材料の性質などを理解するための基礎として、とても役に立っています。高校生の皆さんも自分の将来に向かって、今学んでいることを精一杯頑張ってください!

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