1年生 「実技試験」が行われました!
2021/01/07
1年生の「義肢装具基本工作論」の実技試験が、昨年の12月7日(月)~12月12日(土)の期間で行われました。この実技試験は、基本工作論の授業で学習した義肢装具を1週間以内にすべて完成させる試験で、開学以来33年間、毎年行われています。
この学生は、短下肢装具の陽性モデルの表面にトリムラインを描いています。
装具のデザインが患者さんの歩行に大きく影響するため、学生たちも真剣です!
この学生は、陽性モデルの修正を行っています。
陽性モデルの表面にミリ単位で石膏を盛りつけ、装具のフィッティングを調整する工程です。
この学生たちは、陽性モデルの表面に装具の本体となるプラスチック材を熱成形しています。
お互いがしっかりと作業を分担し、上手に熱成形をしていますね!
この学生は、PTB式下腿義足(骨格構造)を組み立てています。
部品の調整方法だけでなく、義足の設計図を理解していないと出来ない工程です。
熱成型した装具本体をトリムラインに合わせて切削加工しています。
プラスチックの特徴や加工性を理解して丁寧に仕上げていますね!
義肢装具の製作では、さまざまな材料を加工する技術が必要です。
実技試験では、義肢装具の製作理論、製作工程、材料特性を正しく理解していることが重要となります。
学生たちは授業内容を細かくノートにまとめ、実技試験に臨んでいました。
この試験を通して義肢装具士のモノづくりの難しさや、患者さんに製品を提供する責任の重さを、改めて実感した学生が多かったようです。
2020年は新型コロナの影響で対面授業が2ヶ月遅れでスタートしましたが、そのなかでも学生たちは着実に日々の学びを進めています。
この実技試験で得た自信を、これからの「専門科目」の授業でぜひ活かしてくださいね!
1週間の実技試験をサポートしてくれた2年生、3年生の皆さん、ご協力ありがとうございました!