2016年11月06日

補聴3年生の学内臨床が終わりました

  本校では子どもや大人の、言語聴覚療法を必要とされる患者さんの受け入れを行っています。
  その患者さんの中で、学校教育に協力いただける方に対して、学生が評価・訓練を行う「学内臨床実習」というものを行っています。教員の指導の下、数名でグループになって、患者さんのためにできることを考えていきます。


  つい先日最終日を迎えましたので、最終回の様子を報告したいと思います。
 今回紹介するグループは、病気を発症されてから長期間経過した「失語症」の患者さんを担当しました。長期経過された患者さんに対して、生活面での充実を図るため、患者さんの興味のある料理を訓練題材として進めてきました。最終回ではその集大成として、実際に調理活動を行う事にしました。


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学生の家で採れた玉ねぎを切っているところ


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材料を炒めています


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完成した料理をみんなで試食


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学生が淹れたコーヒーと学生が作ったプリンでデザートタイム


  患者さんと和気あいあいと作っており、信頼関係もしっかり築けたと思います。最後には患者さんが涙ぐむシーンもありました。実習準備や国家試験勉強で忙しい合間に、みんなで患者さんについて話し合い、工夫に工夫を重ねた努力が実を結んだのではないでしょうか。


  これから最終学年は、国家試験に向けて本格的な勉強を進めていきます。今回の学内臨床実習で注いだ努力を、今度は国家試験勉強に向ければ合格間違いなし!みんなで最高の春を迎えましょう。

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