前回の採型に引き続き、筋電電動義手の陽性モデル修正の様子をレポートします。陽性モデルで修正すべき箇所は少ないのですが、削り過ぎると肘関節の可動域を制限してしまことがあります。 溝手先生からは教科書に記載されている内容だけでなく、臨床で実際に行われている製作方法についても分かり易く教えていただきます。 陽性モデル表面の凹凸は、ソケット内側の出来ばえに影響します。 義手は切断端を直接ソケットに挿入するため、装着の際に切断端を傷つけることがないよう丁寧な作業が必要となります。 臨床実習を経験した学生たちは、まだまだ未熟ですが少しだけ義肢装具士の目線を身につけて帰って来ます。モノづくり対して彼らなりの“こだわり”が出てくるのも、この時期です。 陽性モデル修正が終わり、今日の製作実習は終了です。自分なりに満足のいく陽性モデルは出来たでしょうか? 次回はチェックソケット製作の様子をレポートします!
教務室から, 義肢装具学科