2016年10月08日

補聴2年生の講義紹介 スクリーニング

言語聴覚障害診断学という科目があります。


 観察する力を養い、CT・MRIの読影、検査バッテリーの組み方、症例報告書の作成などなど、実際に言語聴覚士が現場で行っている事を学ぶ大事な授業です。


 その中に「初回面接・スクリーニング」という演習があります。
スクリーニングとは、患者さんの(ST的な)問題点を短時間で見つけるものです。その結果によって、検査を組んだり、場合によってはそのまま訓練に入ったり、また、患者さんが現在うまくコミュニケーション取れる方法を見つけたりもします。


 熟練した言語聴覚士なら、ベッドサイドで雑談をしているだけ(に見える)で、スクリーニングを行っていたりします。このスクリーニング、病院、言語聴覚士によって様々なやり方がありますが、臨機応変さが必要になるので学生には難しいものです。
 そのため、当学院では、学生がオリジナルのスクリーニングシートとキットを作り、学生同士練習し、教員が評価する演習があるのです。


 その「初回面接・スクリーニング」演習が始まりました。
最初の講義は、教員が患者役になって、2年生に当てていきます。2年生もSLTA演習が終わっているので、それなりに様になっていますが・・・


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まずは自己紹介…だよね?



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どの絵カードを使えばいいのかな…



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私は…、お皿と、ミカンと…、カエル! を選んでみました



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お口の中を拝見


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鼻から息が漏れてませんか…



  その後、臨床実習を終えた3年生がデモストレーションを行いました。
2年生は目が釘付けです。
2年生の感想は
「見学実習で見たバイザーの先生のように、患者さんを盛り上げて、まるで本当のSTのようだった」
「患者さんの最大限の力を引き出せるよう励ましがすごかった」


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3年生のデモ。 実習先でたくさんやらせて頂きましたからね


大丈夫、大丈夫(某先生の口癖です)。来年の今頃には皆さん、こんな風にできているはずですよ。



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