去る10月25日(火)、1年生は義肢装具基本工作論の講義の一環として、愛知県小牧市にある㈱松本義肢製作所へ施設見学に行ってきましたので、その様子をレポートします! 社内のご案内は、義肢装具学科で関係法規の非常勤講師をしていただいている 佐口 明 先生にご担当いただきました。 動物用義足や装具も展示されており、学生たちも興味津々です。 松本義肢の関連会社では、人間の義肢装具を製作する理論を応用し、動物用の義肢装具も製作されています。 本校OBであり、現在、生産課に所属されている武内先輩のお話をお聞きしました。義足ユーザーでもある武内先輩からは、義足で生活することの大変さや義肢装具士の仕事の面白さを分かり易くご説明いただきました。 工場内では、現在製作されている義肢や装具を数多く見ることができました。学生たちは戦前から作られているアルミニウム製の義足がまだ処方されていることを聞き、驚いていました! 学校では見ることの少ない、座位保持装置も見せていただきました。座ることをサポートするのも義肢装具士の仕事と教えていただき、学生たちの興味はどんどん広がっているようでした! ここはCAD/CAMで体幹装具のモデルをスキャンし、陽性モデルを製作している部署です。次々と陽性モデルが出来上がっていく様子に、ただただ学生たちは驚いていました! 足底圧を計測するフットプリントの体験です。 2種類のフットプリントを採ってもらい、違いを比べてみました。 靴型装具を専門に製作されている方に教えていただきました。 こちらは模擬義足を装着しての歩行体験です。 義足の足部で初めて歩いてみると、学生たちはいろんな感想を持つようです。まずは義足ユーザーの気持ちになって考えるところから始めましょう! 1年生は学会や企業説明会に参加し、日ごろの講義や製作実習以外でも少しずつ義肢装具士の仕事について理解し始めたところだと思います。今回の施設見学で、より義肢装具士の仕事がより明確になったのではないでしょうか。 お忙しいところご案内いただきました佐口先生、社員の皆様に心からお礼申し上げます。 ありがとうございました!
教務室から, 義肢装具学科