大腿義足のソケット(断端を収納する容器)の種類には、大きく分けて四辺形ソケットと坐骨収納型(IRC)ソケットの2つがあり、前期では四辺形ソケットの製作を行いました。 9月からは、より解剖学的な適合を考えて開発された、IRCソケットの製作実習が始まりました。 前期に引き続き、香川貴宏先生(㈱松本義肢製作所)にご指導いただきます。IRCソケットは、四辺形ソケットと比べ、より厳密な坐骨周辺の適合性が求められるため、骨形状を解剖学的に理解していることが重要となります。 IRCソケットは坐骨周辺の形状を正確に採型することが必要となるため、二人一組で採型します。 採型を終えると、陰性モデルのチェックを行います。 IRCソケットの適合の要となる、「骨M-L径」が採寸した数値と合致しているか確認をします。 メインで採型をする人、採型者をサポートする人、お互いの息が合っていないと上手く採型できません。切断者の負担も考えて、段取り良く採型して下さいね! 次回は、陽性モデル修正の様子をレポートします! 10月からは後期の授業が始まりますので、引き続き講義の様子をどんどんお伝えして行きます!
教務室から, 義肢装具学科