早いもので7月ももうすぐ終わり・・・。
多くの最上級生たちは臨床実習真っ最中、そして下級生たちはもうすぐ夏休み!です。
そんな中、臨床実習開始が少し遅い最上級生は、
「学内実習」に取り組んでいます。
これは、教員のもとで訓練を受けている患者様を
数名の学生グループが担当し、約8ヶ月間の長期にわたって訓練を実施するという形の実習です。
この実習がスタートするのは4月。
その頃は、学生達はまだ患者様と話すことさえドキドキ・・・
緊張が患者様に伝わってさらにやりとりがギクシャク・・・
笑顔もひきつり・・・
患者様がお子さんの場合は、
すっかりお子さんのペースに乗せられてあたふた・・・
訓練後のフィードバックはいつも大反省会。。です。
ただ、3か月経過した今は、少し余裕もでてきたようです。
教員としては、
初めは危なっかしかったそんな学生達が、
学内臨床を通じて自分なりに改善点を見つけ、工夫し、努力し、
前回よりも成長した姿で患者様に向き合っている様子を見ると、
嬉しく感じます。
今日はこの学内実習に取り組んでいる学生の感想を紹介します。
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早いもので学内実習に取り組んで3か月がたちました。
この学内実習は、先生方が受け持っている患者様にご協力いただいて、
実際に検査や訓練を担当させていただくというものです。
私は失語症の方を担当させていただいています。
患者様の症状やコミュニケーションで困っていることなどを調べるため、
グループで計画を立てた検査や情報収集をし、
さらにどんな訓練をしていくべきかを何度も話し合って、
1か月ほど前から訓練をさせていただいています。
1年間勉強してきたことでも、
実際にやってみると疑問や失敗だらけで、自分の未熟さを痛感します。
それでも、先生方の厳しくも温かいご指導を受けたり、
患者様と会っていろんなことをお話しすると、
「もっと頑張りたい」という気持ちになれます。
大変ですが、その分とてもやりがいがあって楽しいです。
(聴能言語学科2年生 Aさん)
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グループで一人の患者様のことを一生懸命考えている姿にも、
STとなった近い将来の姿を重ねて嬉しくなりますね。
たまには厳しい一言も言いますが、
それは学生一人一人の成長を願っているからこそ、です。
次の春にはSTとして現場で患者様に向き合うのですから。
学内臨床で培った力がSTとなった時にきっと生かされると信じています。