1年生は1月初旬から体幹装具の製作実習が始まりました。 今回の実習では2種類の体幹装具を製作し、各装具の機能や製作方法の違いなどを学びます。 1つめの胸腰仙椎装具モールド型が完成しましたので、その様子をレポートします。 はじめに、骨格標本を使って体幹の機能や特徴を理解し、つぎに採型のポイントを学習して行きます。 義肢装具の中でも採型範囲が広い体幹装具は、採型肢位が適切でないと後々の陽性モデル修正がとても大変です。しっかりデモンストレーションを見て、実践に繋げましょう! では!早速採型してみましょう! 体幹装具を必要とする患者様は長時間立っていることが難しい方が大半です。姿勢が崩れないうちに、素早く採型することがポイントですね! 修正した陽性モデルに軟化させたプラスチックを熱成形して行きます。 陽性モデルの形にしっかりと沿わせ、装具に傷をつけないようにしなくてはいけません。プラスチックが冷める前に作業を終えなければならないため、学生たちは真剣な表情です! 熱成形したプラスチックを装具の形状にトリミングし、ベルトを取り付けて仕上げて行きます。 今回の実習から製作した装具は最後に全て「適合評価」が待っています。 製作した装具が治療効果を持ち、患者様に使っていただける精度でモノづくりができたかどうか、最後にフィッティングを確認します。この作業は義肢装具士ならではの大切な仕事です。しっかり学んで行きましょう!
教務室から, 義肢装具学科