2015年12月25日

NEW! 1年生 PTB式下腿義足の製作実習をレポート!

1年生が4月から行ってきた「義肢装具基本工作論」の製作実習もいよいよ最後の製作物となりました。「PTB式下腿義足」製作実習の様子をレポートします!

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まずは、下腿部の切断端の石膏モデル(陽性モデル)を製作し、軟性内ソケットの上から、樹脂注型を行う準備をします。

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液体樹脂を使って、プラスチック製のソケットを製作します。液体樹脂は数分で化学反応により硬化します。
空気が入らないように、そして厚さが均一になるように注意しながら作業することが大切です!

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次は、陽性モデルを割り出します。ソケット内面の軟性内ソケットを傷つけないよう、慎重に!

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ここからは義足を組み立てる段階に入ります。
義足で安全に歩行できるよう、製作理論に基づいて義足を組み立てます。
義足を作業台の上で理論通りに組み立てる工程をベンチアライメントと言います。

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義足を組み立てる工程では、石膏、プラスチック、木材など、さまざまな材料が使用されます。各材料の特性を理解して、正確に加工する技術が必要となります。

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ベンチアライメントが完了すると、次はいよいよ脚の形状に削り出していきます。この工程を“型出し”といいます。
型出しの前に下腿の形状をデッサンしてみると、よりイメージがしやすいですね!

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型出しの完了後、外装に肌色の樹脂を注型して完成です!先生の最終チェックを受けて、良い点や改善すべき点を教えていただきます。

今回の実習で義足づくりの基礎を学んだ1年生たち。
来年は実際の切断者をモデルに義足を製作し、適合評価を受けます。
自分が製作した義足で問題なく歩行してもらえるか、楽しみですね!
そのためには1年生で学んだ製作理論をしっかりと理解していることが大切ですよ!

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体験授業では今回のレポートでご紹介した下腿義足について、義足で立つ、歩くうえで重要な「アライメント」もついて学び、実習ではホンモノの義足を組み立ててみましょう!適切な継手、足部を選択し指定された長さの義足を組み立てられるか、チャレンジ!
オープンキャンパスでは、義肢装具士を体感できる魅力的なコンテンツをたくさんご用意しています!
入試情報や学生生活など、どんどん質問して義肢装具士のつくる楽しさと、学ぶ楽しさを再発見してください!

当日のスケジュール
◇10:00 受 付
◇10:30 学科説明
◇11:30 休 憩
◇12:00 体験授業(ホンモノの義足を組み立ててみよう!)
◇13:30 学校見学(教室や実習室をのぞいてみよう!)
◇13:30 個別相談(入試のこと、一人暮らしのことなど何でも相談!)
◇14:00 終 了(予定)


義肢装具士という資格やその仕事について詳しくご説明します!
ホントの授業に参加して、義肢装具士を体感するチャンス!

・義肢装具士を目指そうとしている方、興味のある方なら、どなたでも参加できます。
・保護者の方やご友人とご一緒に参加して、今後の進路をじっくりと検討してください。

これから進路を選択するうえで、きっと参考になると思います!この機会にぜひ参加してみてください!

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