本校のオープンキャンパスは、様々な体験実習を行っています。今年度初めて、「ミニ短下肢装具を製作してみよう!」という企画を行いました。今回はその様子をお伝えしたいと思います。 これまで短下肢装具の採型(義肢装具の装着部位の型を採ること)の体験授業を行ってきましたが、今回はさらに工程を先に進めて、製作体験を行いました。成人サイズを製作するのはさすがに難しいので、赤ちゃんの人形にぴったりと合う大きさのミニ短下肢装具です。 プラスチックの熱成型や切り出しなど、すべての工程を体験することは時間的に難しいため、参加者の皆様にはあらかじめある程度まで工程を進めたものをお渡しして、仕上げの切削加工とバンドの取り付けの製作を体験していいただきました。 プラスチックは施設内にある、実際の義肢装具製作現場でも使用されている専用の機械を使って仕上げの切削加工を行います。きれいに削り終えたら、次はベルトの取り付けです。ケガをしないように、必ず学生スタッフと教員がフォローしますので安心して作業ができます。 ※プライバシー保護のため、画像を一部加工しています。 何気ない作業に見えますが、ベルトの取り付け位置にも力学的に考慮された理由があることを考えながら行います。ハンマーを使って装具本体にベルトを「カシメ」ます。手元をよく見て、装具本体を叩かないように気を付けて!大事な製品にキズがついてしまいますよ! うまく取り付けられましたか? 作業を進める中で、学生スタッフに積極的に質問をして、とても楽しい体験になったと思います。 ※プライバシー保護のため、一部画像を加工しています。 完成したミニ短下肢装具はお持ち帰りいただけます! みなさんきれいに製作できたでしょうか?実際の授業と全く同じことを体験できるのは本校のオープンキャンパスだけです! この後のオープンキャンパスでも楽しい企画をご用意していますのでぜひご参加ください!!
学校説明会, 義肢装具学科