第7回オープンキャンパスでは、「筋電義手に触れてみよう!」と題し、筋電義手に直接触れて、筋電義手の操作と模擬上腕能動義手の装着体験を行いました。 上腕義手と前腕義手それぞれのユーザー様にご協力いただき、操作方法や日常生活の苦労について様々なお話をしていただきました。器用に義手を操作する姿に驚きの声が上がります。 ※プライバシー保護のため、画像を一部加工しています。 デモンストレーションの後は、模擬上腕義手の装着体験です。実際に装着して操作してみると、難しくてなかなか思い通りに操作できません。はじめは操作が難しかったようですが、教員が操作方法を具体的に説明すると、しばらくして操作できるようになりました。義肢装具士は製作するだけではなく、操作方法についての説明(インフォームドコンセント)も必要となり、他のリハビリスタッフと同様に切断者の社会復帰に積極的に関わります。 ※プライバシー保護のため、画像を一部加工しています。 次に、筋電義手のコントロールに必要となる筋電位の導出を行いました。筋肉が収縮すると、体表面では微弱な生体電流が発生します。この生体電流を電極で検知し、入力信号に変換することで電動ハンドのON・OFFに利用する、というのが筋電義手の原理です。実際の講義でもモデル様にご協力いただき、学生全員が筋電位の導出、操作訓練を通して断端を評価し、筋電義手を製作します。今回は採型前に行われる「義手装着前訓練」を体験していただきました。 ※プライバシー保護のため、画像を一部加工しています。 筋電位の導出は、筋電義手をコントロールするために必要とされる筋肉の走行を学習していればそう難しくはありません。解剖学と運動学の知識が大切ですね! 参加者は学生スタッフの前腕を評価し、適切な位置に電極を配置します。初めはなかなか筋の走行を理解できませんでしたが、学生から的確なアドバイスをもらい、理解できるととても楽しそうにチャレンジしていました。 ※プライバシー保護のため、画像を一部加工しています。 こちらでは実際に参加者の方が自分で筋電義手の電動ハンドを操作しています。うまくコントロールできていましたよ! ※プライバシー保護のため、画像を一部加工しています。 このように本校ではホントの授業をベースにしたオープンキャンパスを実施しています。オープンキャンパスにご参加いただければ、この学科に入学すると「こんなことが勉強できるんだ!」「難しいけど先生や先輩たちを信頼して頑張ってやってみよう!」という気持ちになっていただけるはずです。本校では理論と実践をバランスよく学ぶことができます。その空気を感じるためにぜひオープンキャンパスにお越しください!
学校説明会, 義肢装具学科