この日、1年生は愛知県瀬戸市にある東名ブレース株式会社の本社へ見学に行ってきました。入学して約2カ月が過ぎ、少し義肢装具を理解し始めたところで、実際の義肢装具製作会社を見てどのように感じるのでしょうか?見学の様子をレポートします! 奥村社長様と西井部長様に会社の概要をご説明いただき、いよいよ見学がスタートです。 まずは、広い社内を部署ごとにご案内いただきました。 患者様が使われる製品についてどのような工程で製作されているのか、分かり易くご説明いただきました。 また、開発中のリハビリテーション機器についてもご紹介いただき、製作されている製品の多さに学生たちも興味津々でした! 続いて、本社工場に併設されている「CAD/CAMセンター」に移動し、CAD/CAMシステムを用いた装具製作について説明をしていただきました。 ここでは学生たちの体を実際にスキャンニングしてもらい、パソコン上で陽性モデル修正、トリミングライン設定などをデモンストレーションしていただきました。 試しに、顔面のスキャンニングもさせてもらいました。 瞬時に顔の輪郭や表情がそのまま再現されていく様子に、学生たちからは驚きの声が上がっていました! このCAD/CAMセンターにも、やはり義肢装具士の存在は欠かせないようです。ここでも本校の卒業生が、オペレーターとして大活躍していました。 長尾先輩、後輩たちに熱心にご説明いただき、ありがとうございました! ミーリングマシンに発泡ウレタンのベースをセットし、約15分で陽性モデルが削り終わります。手作業であれば通常1時間以上かかる作業が、みるみるうちに出来上がって行きます! 見学の最後に、新しくできた「CAD/CAMセンター」の前で記念撮影。
この日は梅雨のあいにくのお天気でしたが、奥村社長様、西井部長様には長時間にわたってご対応いただき、ありがとうございました!
学生たちはこれを機会に、学内の勉強だけでなく、現在、臨床でどのようなことが行われているのかについても興味を持ってもらえればと思います。
義肢装具学科, 行事報告