現在、大腿義足ソケット(断端を収納する器)の形状には、大きく分けて四辺形ソケットと坐骨収納型(IRC)ソケットの2 種類があり、3年生は前期で四辺形ソケットの製作を行いました。9月からは、より解剖学的に考えられたIRCソケットの製作実習を行います。 前期の四辺形ソケットに引き続き、香川貴宏先生(㈱松本義肢製作所)にご指導いただきます。臨床的な情報を交えながら、採型のデモンストレーションをしていただきました。 IRCソケットは、坐骨周辺の形状を正確に採型するため、二人一組で行います。四辺形ソケットに比べて坐骨周辺の適合をより厳密に行う必要があるため、骨盤の形状が解剖学的によく理解されていないと採型はできません。しっかり、復習しておきましょう! では、いよいよ採型です! 採型の前には、まず患者様のデータをカルテに記録して行きます。 3年生ともなると上手にコミュニケーションがとれていますね! 必要な情報をしっかり聞き取り、義足製作にきちんと反映させて下さい! ※プライバシー保護のため、一部画像を加工しています。 採型の手順も段取り良く行えていますね! メインで採型する学生も自分のスタイルが少しずつ出来上がっていて、サポートする学生も的確な補助がされていました。着々と臨床現場に出る準備が出来てきました! 次回は、陽性モデル修正の様子をレポートします! 10月から後期の授業が始まりますので、引き続き講義の様子をどんどんお伝えして行きます! お知らせ 義肢装具学科では、随時学校見学、義肢装具製作施設見学ツアーを受付けています。あなたのご都合の良い時間を利用して、学校や義肢装具士が実際に働いている職場を見学してみませんか?本校の専任教員が義肢装具製作施設まで案内します!見学日や集合時間などは個別に調整させていただきますので、参加ご希望の方は担当者(義肢装具学科教務主任:中川)までご連絡ください(*当日はご本人だけでなく、保護者の皆様の同伴も可能です)。 見学日時 : 個別に調整をいたします(日曜日以外)。 集合場所 : 本校(日本聴能言語福祉学院) *学校にお越し頂き、専用車で施設まで送迎します。 見学施設 : ㈱松本義肢製作所(愛知県小牧市 *ホームページ) 所要時間 : 約2~3時間(見学1時間+移動1時間30分)。 その他等 : 参加費は不要です(本校までの交通は自己負担願います)。
教務室から, 義肢装具学科