いよいよ後期の授業が始まりました。 今回は、1年生が愛知県小牧市にある㈱松本義肢製作所へ会社見学に行ってきましたので、その様子をレポートします! 当日は様々な種類の義肢や装具を見せていただきました。 義肢装具の歴史から、義肢装具士が臨床の現場でどのように働いているか、義肢装具士に必要な知識などを分かり易くご講義して頂きました。 足部に問題を抱える患者様に対し、足底圧を確認するフットプリントの採り方を教えていただきました。 実際にフットプリントを体験している様子です。 フットプリントは足に起きている問題を定性的に評価することができます。 フットプリントの評価方法を詳しく教えて頂き、自分の足を診断しました。 様々な種類の車椅子を紹介して頂きました。 車椅子によってデザインも操作方法も違うことを体験することができました。 次は工場内の見学です。モデル修正の部署では各疾患、様々なモデルを修正している現場を見学しました。 体幹装具をCAD/CAMシステムでモデルを修正している様子です。 CAD/CAMシステムを用いることで、少しでも早く、一定の品質で製品を製作することができるそうです。 *Computer-Aided-Design / Computer Aided Manufactureing パソコン上でのモデルです。これもまた、手作業であるため、深い知識と経験が必要な作業です。 シーティングを専門にしている部署です。患者様一人ひとりの体に合ったシートを製作しています。車いすのシートだけでなくベットのシートも製作しています。 最後に社内の資料室です。昔の義肢や装具が展示されています。 昔はクジラのひげが装具の材料に使われていたそうです。 1年生の皆さん、半年間、義肢装具の勉強をしてきたからこそ製品が製作されている様子や義肢装具士の業務を、より身近な視点で見ることができたのではないでしょうか。 今回の見学で感じたことをしっかり持ち帰り、後期も有意義に過ごしてくださいね! 最後に、お忙しいところ見学をご担当頂きました佐口先生ありがとうございました。 本校が行っている『義肢装具製作施設見学ツアー』では、今回1年生が見学した㈱松本義肢製作所へご案内し、同じように社内をご覧頂くことができます。 義肢装具士の仕事をもっと知りたい方、興味を持った方、義肢装具士への進路を検討中の方は是非ご参加ください! 見学日時 : 個別に調整をいたします(日曜日以外)。 集合場所 : 本校(日本聴能言語福祉学院) *学校に来て頂き、そこから専用車で施設まで送迎します。 見学施設 : ㈱松本義肢製作所(愛知県小牧市 *ホームページ) 所要時間 : 約2~3時間(見学1時間+移動1時間30分)。 その他等 : 参加費は不要です(本校までの交通は自己負担願います)。
義肢装具学科, 行事報告