聴能言語学科では、
学生達が学術論文を読みこみ、
パワーポイントなどを使いながら解説をする「文献抄読会」を実施しています。
今回の論文は、
『小口和代ら:
機能的嚥下障害スクリーニングテスト「反復唾液嚥下テスト」の検討.
リハビリテーション医学2000;37』
現在では、
嚥下障害の簡便なスクリーニング検査として、
STなら誰でも知っている反復唾液のみテストですが、
それが世にでてきた時の13年前の論文です。
医学の領域は日進月歩です。
よって通常は、発表されてから3年以内の比較的新しい論文を選ばせるのですが、
学生達が「どうしても」ということで今回の発表となりました。
なんだかタイムスリップしたような不思議な気持ちになりましたが、
学生達にとって日々当たり前に実施している検査法のルーツをたどるような作業も悪くないなと思いました。
何より13年前に、
最新の研究成果として発表されたこの論文を読んだ当時の自分の気持ちの一部だけでも学生達と共有できたかもしれない、
などと考えるのも楽しいひと時でした。
聴能教員P