2013年09月18日

臨床実習-こうして学生は成長する-

最近、学生が実習中の施設へ
様子を見に行くための実習地訪問で忙しくしています。


その中の、とある小児専門の施設で・・。


小児施設への就職も希望している学生は、
学院ではおとなしかったのですが、
目標に向かっていきいきと日々実習をしており、
想像以上の頑張りに少し驚くほどでした。


それだけでも十分嬉しかったのですが、
さらに、その学生がぽつりと一言。


「先生が、実習前の壮行会で寄せ書きに書いてくれた言葉・・。
毎日毎日実習の帰り道に思い出しては、
今日の私は先生の教えを実践できたのかな?
と振り返っていました。
毎日そんな風に先生のことを考えていたので、
今日は会えてなんだかうれしいです。」


そんなにたいそうな事書いたっけ??
確か、寄せ書きには
「目の前の患者様や子どものために必死で頑張りなさい」
というような意味のことを書きました。
彼女が自分なりに解釈して成長の糧にしていたのですね。


でも実習中は、教員は何もしてやることができないと思っていましたが、
そうでもないのかな・・と思いました。

そして何より彼女が自分自身の実践について、
日々「これで良いのか?もっとできることは?」
と考えつつ子どもと対応していることに胸が熱くなりました。


それこそがSTとしての成長に欠かせないことですから。


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聴能教員P

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