ただ今、
最上級生たちは来たる国家試験に向けて、
ラストスパート!の時期です。
そんな中、今回ご紹介するのは、
彼らが昨年11月末まで取り組んでいた「学内実習」についてです。
毎年本学院では、
教員の受け持っている患者様を学生グループが半年間担当し、
教員の指導のもと検査・評価・訓練を実施していく、という学内実習を行っています。
今年も、半年間取り組んだ学生たちに感想を書いてもらったので
その一部を簡単にご紹介します。
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学生Aさん
「私は小児の臨床に興味を持って学院に入ったので、
学内臨床も小児を選択しました。
(中略)
実際お子さんとお母さんにお会いしてみると、
“私なんかが関わって本当にいいのか”と不安でいっぱいになり、
初回の訓練では、
お子さんの予想外の反応に冷や汗が止まりませんでした。
また、自分は学生なので“訓練をさせてもらっている”
という気持ちがずっとあり、お子さんが課題を嫌がると
すぐに手を引いて別の課題に進めてしまったりしていました。
(中略)
先生からのフィードバックで、
“そういう時になんとか工夫して課題を進めないと訓練の意味がない”
“まずは子どもが楽しめる課題を設定すること”
と指導を受けました。
訓練時間をどれだけ活かせるかはSTにかかっていることに改めて気付きました」
学生Bさん
「スタートした頃は評価・訓練の方法もよく分からず、
さらにレポートやテストで忙しい中、
グループのメンバーで時間を合わせて進めることに
慣れないままのスタートでした。
それでも、自分たちで訓練を考えたり報告書をまとめたりと
貴重な勉強ができたことや、半年間お互いに助け合い、
メンバーの訓練を見ることで手技など学べたことなど、
本当に貴重な経験となりました。」
学生Cさん
「母親支援場面では、
お母さんから日常生活の様子もたくさん教えて頂き、
母親やご家族の協力の大切さを身をもって学ぶことができました。
(中略)
臨床に出てから、ご家族や関係者からしっかりと情報を収集し、
日々勉強を重ね、どうしていけばいいかを母親や関係者と一緒になって、
不器用なりに精一杯考えていきたいと思います」
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毎年、学内実習を通じて学生が多くを学び、
成長していく姿を見るのは教員としても楽しみなことです。
今は目前の国家試験勉強に精一杯でしょうが、
4月からは臨床現場で患者さんと向き合う日々が待っています。
学内実習で得た学びを活かせる日も近いですね。
そんな日を楽しみに、
試験勉強のラストスパートがんばって下さい!