2011年11月01日

臨床歯科医学の特別講義『講義でライブ♪』がありました。

先日もブログでご紹介しましたが、
臨床歯科医学の特別講師「NORI(のり)さん」による講義&ライブが行われました。
過去ブログはコチラ
 
学生たちは皆、
NORIさんの体験談とその迫力ある歌声を聴き、
言語聴覚士の道を目指すものとして、また1人の人間として、
さまざまなことを感じたようです。
  
 H23norisan1.JPG
     演奏するNORIさん
 
以下に、学生たちの感想を紹介します。

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NORIさんの歌声は、あたたかくてかっこよくて、とても感動しました。
子供のころ、言語訓練をやめてしまったこと、
聞き返されると話しづらくなってしまうこと、
NORIさんのお話を聞いて考えることがたくさんありました。
訓練はもちろん大切だけれど、
それ以上に、相手の気持ち(心)の部分はもっと大切。と改めて思いました。
もっと勉強して、良い言語聴覚士になれるよう頑張りたい!
と思えた最高の講義でした。
 
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学校に入学してから、忙しさや時間配分がうまくできないせいで、
大好きな音楽を聴くことが少なくなっていました。
今回、マイクもなくギター一本での弾き語りを目の前で聴くことができ
とても感動し、1曲目の途中から涙がこぼれそうになりました。
(中略)
NORIさんは、歌うときの口の動きを見せてくださいました。
私の席が少し遠かったせいもあり、何か分かったという事はありませんが、
口の動きも、声も、構音も、全部含めてNORIさんの歌でありNORIさんの作品であり、
その作品がとても素敵だな、私は好きだな、と思って聞いていました。
 
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(前略)
いざ演奏が始まると、その人柄と演奏のすばらしさにとても感動しました。
NORIさんにとって
「言語訓練に通うことは苦痛だった」とおっしゃっていましたが、
確かに小学生のこどもにとって、「友達と遊べない」ことや、
「みんなの前で早退を告げる」ことは、嫌なことでしかないですよね。

今の私は、言語聴覚士になるため、
覚えること、やらなければいけないことに追われ、
自分のことしか考えられていませんでした。
が、大切なのは患者さんの気持ちである、と改めて感じました。
知識をつけて患者さんに安心感を持ってもらう、
その上で、患者さんの不安や負担が大きくならないように考える。
当たり前のことですが、
向き合う患者さんにも様々な想いがあることを再認識しました。
「今、こうしていられるのは、逃げた教室(言語訓練)のおかげ」と、
NORIさんがおっしゃったように、私も患者さんの役に立つSTになります!

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学生たちにとって、言語聴覚士を目指すものとして、
「本当に大切なこと」が学べた、また、力をも与えていただけた、
まさに生きた「講義」であったように思います。
  
NORIさん、本当にありがとうございました!
 

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