補聴言語学科では、1年次の9月に
系列のリハビリテーション病院で臨床見学をしています。
後期からの専門教科の開始に向け、「言語聴覚士の働く場を体感する」ことにしているのです。
今年も、9月7日、14日、21日を予定し、
7日に第1班が、14日に第2班が見学してきました。
特に系列の「鵜飼リハビリテーション病院」がこの5月に新築移転し、
本学院のすぐ目の前にできましたので、
最新の機能的な設備の中で働く言語聴覚士を間近に見、
そこで働く人たちに話しを聴いてきました。
学院の目の前に新築移転した鵜飼リハビリテーション病院
ST数19名のリハビリ専門病院です
<見学内容>
病棟でのカンファレンス見学
言語聴覚療法の見学(2症例)・・2名1組
理学療法・作業療法の見学
病棟の見学
病院のシステム等の説明
見学後の学生の感想文を紹介します。
(言語聴覚士に関する部分について、数人の感想文を一部抜粋しました。)
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言語聴覚士が行っているリハビリを、
DVDなどでは見たことがあったけれど実際に生で見たのは初めてで、
しかも一緒に部屋に入って近くで見学することができ、
とても感動しました。
それと同時に言語聴覚士の会話の上手さに驚きました。
ひとつの話題から話しを広げていくことをコミュニケーション概論の中で習い、会話テストの中でも実施しましたが、
当たり前だけれどそれとは比べ物にならないくらい話しが盛り上がり、凄いと思いました。
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見学した言語訓練は、
クイズ形式でその物の名前をあててもらうものと、
絵カードを見せて名前を言ってもらい、
その後、絵カードに描いてあるものの特徴を言ってもらう。
さらにそれを言語聴覚士の先生が紙に書き、最後に読んでもらう。
というものでした。
ほぼ正解していましたが、分からないときも先生がヒントを言うと正解していました。
皆さん訓練を頑張っていらして、
それを先生方がサポートしていました。
それを間近で見て、素敵な職業だとあらためて思えました。
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(現場で働く言語聴覚士の先生に)
「学生のうちにやっておいた方がいいことは何ですか?」と聴いた時、
「話すことになれること」と教えていただきました。
私は友達同士では何でも話すことができるのですが、
大勢の人の前や注目を受けるような場では緊張してしまいます。
少し不安にもなりましたが、今後の学生生活の中で少しずつ努力したいです。
自分で決めて選んだ仕事なので、
学生のうちにできることをしっかりやっていきたいと思います。
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見学したカンファレンスでは、、
医師や理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師など
色々な分野の人が患者さん一人ひとりについて報告し、助言しあっていました。
ただ見ているだけでも緊張感があり、
人の命を預かる仕事なのだと再確認しました。
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限られた時間の中ではありますが、
医療現場の緊張感を体感、
先輩言語聴覚士たちの仕事を目の当たりにして、
自らの進む道のやりがい、そしてそこに伴う責任を実感できたようです。
少し、引き締まった顔になってきましたよ。