2年生の専門科目「義手概論」の授業の一環として、今年も川村義肢グループの工房アルテ(*リンク)の福島先生と榎本先生によって、“心のバリアフリー”をテーマとして、人工ボディの始まり、効果、必要性を理解するため実例を交えながらの講義に加え、学生各自が印象材(*特殊的な型取り材料)を使用して、指や耳、鼻、顔面といった普段の実習では採型しない部位の型を採り合いました! “人工ボディ”は、先天性の障害、事故、病気により手足、胸、耳などの身体の一部を失ってしまった人々のために、各自の特徴に合わせて人体用のシリコーンで復元するもので、それは「失われた身体とともに心のケアもできる!」と、最も大事なのは、つくる前に相手の悩みをじっくり聴き、背景を察して、日常生活に合わせたものを考えること。その結果、技術・技能を磨くために真摯に接客(情報収集)や使用者&他機関との三者連携を続けていくことが、プロフェッショナルとしての醍醐味であるといった話を聞くことができました。 学生はもちろん、一緒に聴講させて頂いた自分自身も、義肢装具士を目指す・なってからの、「あたりまえが、あたりまえじゃない」こと、提供者側の自己満足でなく、様々なニーズに対して、より良いものを提供する“プロとしての姿勢”を学ばせて頂き、再認識させてました。あらめて、この仕事のやり甲斐、汗をかくことの大切さを感じることができたました。 福島先生、榎本先生、お忙しいところ本当にありがとうございました! 接客から身につけた、生まれた技術について講義をして頂いています! 身振り+テンポの良い大阪弁で、懇切丁寧に指導をしてもらってます! 福島先生に密着取材中の大阪読売新聞の記者の方もいました(右) 顔面の型を採っている様子。*呼吸はストローを加えてしています! 特殊材料で(左)目、(中)顔右半分、(左)舌の型を採っている様子! 採型後…手の指紋、毛穴、皺(しわ)までくっきりリアルに採れます! 記念撮影!*今年はプロカメラマンによる撮影なのでボケてません(笑) *写真を別ウィンドウで開く
教務室から, 義肢装具学科