2011年06月15日

「会話テスト」~初めての体験~

先日、補聴1年生が、入学して初めての「テスト」がありました。
しかも、今まで体験したことのない会話のテストです。

教員が脳梗塞で失語症のある患者役を演じ、
10分間会話をするというものです。
事前に、患者さんのデータ(名前や年齢など)をもらい
その方にあった話題を考えてくることからテストは始まります。
 
「はじめまして、学生の○○といいます」

緊張の第一声は、なんだかいつもと違うトーンだったりして、
顔も緊張で強張ったまま。
 
ちょっと恐いです。
 
マジックミラー越しに見つめるクラスメイト達も息を呑みます。
 
話題が続かず次々尋問のように質問をぶつけたり、
次の言葉が見つからず沈黙が続いたり、
10分間のなんと長いことか・・・。
患者役の教員もドキドキしながらみんなの表情を見つめます。
 
終了後は、自分のビデオを見て自分で評価レポートを書きます。
ある学生は家族にみてもらったとか。
 
人と関わる職種を目指しているので、まずは自分の
コミュニケーションを検証してみようというのがこのテストのねらいです。

次回は、それぞれのビデオを見ながら
グループで良かったところや改善点を話し合う予定です。
 

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